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勝手にレビュー



Hurt to Heart〜痛みの行方〜 by チリさん
'00/02/23 UP



 もう?と言いますか、やっとと言いますか、ついにレビューする日を迎えてしまいました。

皆さんの作品を読ませて頂いて思ったのは、うまくいえませんがどの作品も、表現力がとても豊かで僕が書くと皆さんが持っている曲のイメージを壊してしまうのではと思ったのですが、ただ1つ皆さんと共通しているのは、「美穂さんの曲が好き!」という想いであり、それさえあれば語っても大丈夫だと思いました。

 「勝手にレビュー」が好きな理由はいろいろありますが、1番の理由は、レビュー作品を読んだあと、その曲が聴きたくなったり、今まで気が付かなかった詩の世界を知れたり、その曲のエピソードを知る事が出来たりします。
さらには、僕は、特にデビュー当時のアルバムを所有していないためその頃の作品(AFTER SCHOOLなど)を読んで買って聴いてみようと思ったり(でもまだ買っていませんけど、AFTER SCHOOL(笑))、 あと、所有しているものでも、全然聴いていない曲のレビューを読んで聴いて好きになったり(笑)と僕にとって1石10鳥(笑)のコーナーであります。
 というわけで皆さんもレビューを書いて(笑)僕みたいな人にいろいろ隠れた名曲を教えてください!(笑)
と、ちょっとな・ま・い・きですが、「勝手にレビュー」をレビューしてしまいました(笑)

 と言うわけで(笑)ようやく本題へ行かせて頂きます(笑)

 初レビューということでどれにしようか迷ったりして(また選ぶのも楽しかったりして(笑))
考えた結果(笑)、僕が美穂さんのことを「好き」から「ファン」になった(と認識した)曲にしました。
そう、それが、「Hurt to Heart〜痛みの行方〜」です。この曲を境に僕の美穂さんの曲の聴き方が変わりシングル曲はもちろんですが、アルバムの曲も少しずつ聴くようになり今ではアルバムの曲ばかり聴いたりしています。
それまでは、どちらかというと曲の”ノリ”とかがいいものをよく聴いていたのですが、「詩の世界」に惹きこまれたり、ゆったりした曲を好むようになりました。
さらには、この年(1995)のコンサートツアー「f」に初参加してこの曲を聴いて以来、ほぼ毎年、1・2回コンサートに行くようになりました。
そういうわけで、この曲は、ぼくにとって、「ターニング・ポイント」と言える作品かもしれません。

 では、この曲の詩の世界についてですが、あまり詩の読解力がない僕が言うのもなんなのですが(苦笑)ちょっと切ないけど(主人公の女性が)前向きだなぁと思ったのが最初でした。けんか別れして連絡先も教えなかった彼がなんだか身勝手だとずっと思っていました(笑)。でも他の女性と結婚することとなった彼からの突然の電話に戸惑う彼女がとっても切ないです。
たった数分の電話によそよそしい2人の会話、そして電話を切ったあとの彼女が電話の横で泣いている姿など「絵」が僕のなかで勝手にドラマチックに浮かんできます。(笑)
そして、彼女も交際していた当時は”意地っ張り”な女性だったように思えます。
喧嘩ばっかりして、涙も見せなかったのに、今、ちょっと成長(?)して素直になって彼を祝福している彼女がちょっといじらしいです(笑)。
もし、彼からのパーティの誘いの電話がなかったら、未だに彼女の心の中にあった”もやもや?”していたものが、消えていなかったかもしれません。

 と、ずっと”彼女”の視線でストーリーを追ってきたのですが、実はsachiさんのHPにある「勝手にショートストーリー」にマフィーさんが書いたこの曲の作品があるのですが、なんと”彼”の視線で書かれてあり、僕は「彼の気持ち」とかあまり考えていなかったので(苦笑)そちらもオススメです!
(マフィーさん、sachiさん、そしてGさん、勝手に宣伝してしまってスイマセン(笑))

メロディに関して言えば、これまたドラマチック(笑)で、僕好みです(笑)。
楽器については非常に疎いのですが、今カラオケバージョンを聴いているのですが、すごくしっとりしていていいです。(うまく言えませんが...(苦笑))

カップリングの「I LOVE YOU」ですが、「Hurt to Heart〜痛みの行方〜」の主題歌だったドラマ「ひと夏のラブレター」の挿入歌としてよく使われていたと記憶しています。詩は美穂さん自身で、ちょっと軽快なリズムにのせて歌っていますね。
そういえばこのドラマの結末がこの「Hurt to Heart〜痛みの行方〜」のストーリーと同様に結局主人公の2人が別れてしまったと思います。
設定は違うにしろ、この曲がドラマのテーマに合っていたとおもいます。

この「Hurt to Heart〜痛みの行方〜」は美穂さんがテレビで歌う姿は少なかったと思いますが、中でもこの曲を1番最初に歌った「ポップジャム」での熱唱は今でも印象に残っています。休み(?)明けで久しぶりというのもあったでしょうが。
あと、「FNS歌謡祭」で小樽から中継で歌っていましたよね?
僕は約3年前ぐらいに小樽に行った事があるのですが、「あぁ、この運河で歌ってたっけ?」とか、あと「Love Leter」の世界に浸って(笑)町歩きをしていたのですが、「小樽オルゴール堂」で素晴らしい物を発見しました。 知っているファンの方もいるとは、思いますが、「中山美穂アンティークオルゴール・セレクション」と言う6曲入りのCDで、もちろん「Hurt to Heart〜痛みの行方〜」も1曲目に収録されていて、とても優しい音色でいい感じです。ちなみに他の収録曲は、2.世界中の誰よりきっと    3.ただ泣きたくなるの   4.幸せになるために    5.遠い街のどこかで・・・  6.Thinking about you〜あなたの夜を包みたい〜 です。 もし小樽へ行く際はぜひ探してみてください。(今売っているかどうかは定かではありませんが、、、)


というわけでいかがでしたか?(笑)この曲のイメージを損ねてしまったのでは?
とそれがちょっと心配ですが(苦笑)
これを読んでくれた人、どうもありがとうござました。そしてお疲れ様でした(笑)
そして、これを読んでくれた貴方様、今日から「痛みの行方同盟」(笑)に入りませんか?(笑)(マフィーさん、パクってごめんなさい(笑))


*本文中でチリさんの紹介していたオルゴールですが現在売っていない様子だそうです。


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