'00/03/05 UP
"美穂ちゃんといえば..." くらいの、美穂ちゃんの代表曲。
素敵な曲です。女の子の純粋でストレートな想いが綴られている。
ただ、正直に言うと、あたしには、ピンとくる曲ではありませんでした。
この曲を初めて聴いたのは、10歳か11歳くらいだったかな？
〜 月が波間に浮かぶと、あたたかい夜が忍んでくる 〜
この出だしのフレーズがとても好きで、そこをつぶやくように歌う歌い方も、その美穂ちゃんの声も、大好きです。
でも、やっぱりこの曲のメインは、"You're My Only Shinin' Star"。
たった一人の愛する人の為にささげられた曲ですよね。
まだまだ幼いあたしにとっては、とても遠い "感情" でした。
本で読む、ドラマで見る、人に聞く、知っているけど感じたことのない想い。
まだ、アップテンポな曲の方が好きな時代であったのもあるけれど、世間で話題になるほどの魅力を感じる歌ではありませんでした。
それが、美穂ちゃんがこの曲に巡り会えた16歳という年齢になっても、あたしには、まだ、客観的にしかこの曲を感じることが出来ず、その年齢からこの歌を理解している美穂ちゃんをすごいと思っていました。
この曲の評価が高まる中で、何度もこの曲を聴き、歌詞を読んで、そのうち、少しずつではありますが、理解出来るようになってきました。
ただ、この歌を良い歌だと感じることはできても、共感することが出来ない。
そんなあたしは、女の子として大切な部分が欠けているのかもしれないと、好きだ嫌いだという話題になるたびに思ったものです。
子供の頃から美穂ちゃんのドラマを見ていたせいか、かなりおませなガキでしたが、形ばかり意識して、精神的な部分が成長してなかったのでしょうね。中学の頃は、大切な家族さえも、素直に愛せなかった。
自分の名前であるせいか、いつからか、"愛" という言葉に、特別な感情を持っていました。よく考えましたね。人はどういう気持ちで "愛してる" と言うのだろうかと。この曲は、あたしのそういう疑問を意識しないではいられない曲で、きっと、誰かを本当に好きにならないと理解できない曲なのだろうと、勝手に "大人の曲" だと決め付けていた曲でした。
"好き" と "大好き" は全然違って、"大好き" と "愛してる" も大きく違う。
さて、そのボーダーは何なのか。
"愛してる" と思ったら、人は結婚するんだろうか。
"愛" を語る曲はどこにでもあるけれど、あたしの中で、この曲はちょっと特別です。登場する女の子のストレートすぎる態度を受け入れられるには、ずいぶんと時間がかかりましたけどね (^_^;) 。あたしは、行間を読むような歌詞の方がわりと好きで、何にでも置き換えられるような、ただ一人のための曲じゃない曲を選んでしまいがちでなんです。それがどうだというわけではないのですが、いつか、こんな風に思える人に出会えたら、そしたら結婚しようと、今でも思っています。
美穂ちゃんの曲の中で、リアルタイムに理解できない歌は結構あります。
タイミングもあるけれど、１年２年経って、ジワジワと好きになる曲って少なくない。
そして、最初にあまり好きじゃなかった曲が本当に大好きになるなんてこと珍しくないんですね。あたしにとっては (^-^)
"You're My" は、今、美穂ちゃんのシングルランキングを考えても、20位？ぐらいの曲であり、特別好きな歌ではないかもしれません。
単に、ひねくれ者なのです (^-^)。
だからこそ、この曲が一番だといえる人が羨ましく思える今日このごろです。