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勝手にレビュー



何度でも愛せるから by sachi
'01/01/08 UP



21世紀はじめの1月、「勝手にレビュー」強化月間第一弾にとりあげるのは、この歌です。
「何度でも愛せるから」
これは、中山さんの歌としては、アルバムでも、ライブでも登場していない、かなりマイナー系な歌ではないかと思うのですが、いかがでしょう。「Sea Paradise」のC/Wでした。だから、発表されたのは、94年6月かな…かれこれ、6年半前、くらいで、しょうか?

実はこの歌、キライでした。
キライっていっても、どっちかっていうと、聴かずギライ系(苦笑)。
シングルを購入した当初、1度だけこの歌を聴いて「なんて間延びした歌だろう」という印象でその後、全然聴く気になりませんでした。「間延び」した…と感じたのは、サビの部分かな〜。
作詞作曲を中山さん自身が行っている歌ですが、ラジオかなんかで、本人が、この歌のことを「隠れた名曲かもしれない」と言っていたのを覚えています。「そんなはずはないっ!」と反発しましたから(笑)。

最近、この歌をじっくり聴く機会に恵まれました。というか、ベストセレクションを作成するときにいろいろと中山さんの歌を聴きなおすわけですが、そのときに、この歌を何度か耳にしまして。
これって、こんな耳に馴染むメロディだったっけ?と感じました(苦笑)。
6年半経った今、改めて聞きなおしてみると、「なるほど、隠れた名曲だ」と(笑)。

メロディは、Aメロ、Bメロ(?)、サビ、それぞれに結構好きです。
微妙に半音を織り込むメロディが好みなんで。「〜使い方がわからない♪」とか。聴いていて、心地よい音符運びですよね?この歌。ものすごい主観的な話ですけど(笑)。
サビの「そんなことぐらいしか思いつかない」ってところが少し間延びしてる感じがするのですが、初めて聴いた頃あんなに気に食わなかったこの部分も、今じゃ全然気になりません。…いや、ちょこっとだけ(笑)。
あとは2番でダイナミックに上がるところとか、すごくカッコいい。「夕陽の大きさで」ってところですけど。
この頃は、中山さんも結構声が出ていて、こういうしっかりした声量が欲しくなる部分も歌えたのかな〜という気がします。ちょっと声の出し方が気になりますが(苦笑)。
アレンジもキーボードが結構カッコいいので、練習して弾き語りしてくれないかなぁ〜ってちょこっと思ったり(笑)。
あと、最後のところで、「う〜」と一咆え(笑)入るのですが、スキャットっていうのかな、勝手に声を入れて装飾するようなの(なんて言うんでしょう?(苦笑))をするのなら、もう少し長めにやってもよかったかな〜と思います。そういうの、結構、彼女はお上手だと思いますから。なんか中途半端になってる気がする(私だけ?(笑))。

私の場合、だいたいこんなイメージっていうのをそれぞれの歌に持っているのですが、この歌はね〜(苦笑)。何しろ、キライだったせいか、全然そういうのが浮かばないっす(苦笑)。
歌を聴く場合、私はどちらかというと歌詞重視の聴き方をします。
歌詞に自分を重ねてみたり、ストーリーを考えてみたり、ま、いろいろと遊ぶわけですが、この歌の歌詞は自分としては不可解なため、どうもよくわかりません。フレーズごとの言葉ひとつひとつは想像できるんだけど、全体のストーリーとして考えると、なんだか全体像が浮かばない。こういう経験をしたことがないんで(笑)。
もっともっと空想を働かせたら、結構突飛なショートストーリーが書けそうな気もしますが、多分作者の意図するところと全然違った方向へ行っちゃいそうです(笑)。でも、いっか。「勝手に」だし(爆)。
中山さんは以前、「私のことばは時々、私だけのものになってしまう」とおっしゃっていましたが、これも結構そのうちのひとつかなぁ〜なんて感じています。中山さんの言葉は、時々よくわからない表現になるから。 そこが魅力の一つだとは思いますけどね(笑)。

そんなわけで、この歌は、私としてはものすごく珍しくメロディから入った歌です。しかも、6年半も経ってから!(笑)
皆さん、聴かずギライはよくありませんよ!(…って、そんなの私だけか(苦笑))
「何度でも愛せるから」ってどんな歌だっけ?と、これを読んでもどんな歌か思い当たらない方!是非、一度聴いてみてください。
結構、いいメロディが魅力的な歌ですから。

「Over the Moon」に移行してからのワタクシの初レビューだから、自分らしさを出して書かなくちゃと思ってましたが、全然普通のレビューになっちゃいましたね(苦笑)。

よろしければ、皆さんも「勝手にレビュー」にご参加くださいませ。
好きな歌について、熱く語ってみましょう(笑)。



OVER THE MOON