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勝手にレビュー



MISS YOU by チリさん
'01/02/24 UP



さて、今回はアルバム「OLIVE」に収録の「MISS YOU」をレビューしたいと思います。

アルバム「OLIVE」は、ホント名曲揃いで、なかなかの「名盤」だと思いますが、「OLIVE」といったら、僕の中では、この「MISS YOU」を1番に挙げるほど隠れた名曲だなぁ、と思います(笑)。

今でも「LIVE・O・LIVE」ツアーでこの曲が歌われなかったのが個人的にも悔やまれるほどです(笑)。

この曲に特に惹かれたのが、まず、メロディーライン&アレンジでした。
「MISS YOU」というタイトル通り、どこか寂しげなところが上手く表現されているのではないでしょうか?
トランペットの音がさらにその雰囲気に合っていて、聴く方としても非常に心地がいいです。
個人的には、サビの「♪ I MISS YOU」に掛かる直前、畳み掛けるようなメロディ・サウンドがちょっとお気に入りです。(意味不明かな(苦笑))

それから、メロディラインと同時に中山さんの歌声もとても魅力的だと思います。
イントロなしで「♪ I MISS YOU」と入るところは、初めてこの曲を聴いたとき、かなり意表を突かれました(笑)。

そして、ちょっと、かすれ気味な歌声がこの曲を盛り上げているなぁと思いました。
また、サビの「♪ONLY YOU」に入る前に「んんん〜ん」とハミング(←?(苦笑))するところがさらにお気に入りですね(笑)。

この曲に限ったことではありませんが、、アルバム「OLIVE」の曲では、それまでとはちょっと違った歌い方をしていると思うのですが、この頃(?)から、中山さんは曲そのものが持っている雰囲気に合わせた歌い方をしているなぁと、この曲を聴いて特に感じたのを思い出します。そしてその雰囲気を大切にしたからこそ、この「MISS YOU」という世界・曲が出来上がったのではないでしょうか?

読んでいて意味不明だったらスイマセン(苦笑)、、、いつものことか(笑)。

ところで、この曲の詞もまたいいんですよねぇ〜(笑)。
作詞者の小竹さんが、主人公の女性の繊細な心・気持ちに、彼との微妙に感じる距離感とかをホント、うま〜く表現していると思います。

「MISS YOU」という表現は、その相手が遠くにいて逢えない・寂しい思いを普通イメージしますが、この曲の場合は全く逆ですよね。
(相手が)こんなにそばにいるけどすごく遠くにいるような寂しさ・気持ちがこの曲の詞から伝わってきます。

基本的にはこれからも詞に関しては中山さん本人ができるだけ書いて欲しいとは個人的に思っていますが、(小竹さん&小竹さんのファンの方、スイマセン(苦笑))中山さんの曲を通じて、作詞家・小竹正人の才能の凄さをこの「MISS YOU」をはじめとして、そう感じることが出来ました。
これからも作詞家同士、お互い、いい刺激となるような作品を生み出して欲しいですね。


というわけで、残るは、この曲を生で、コンサートで聴くことが出来たら言うことはありません(笑)。
今年(2001年)こそはお願いしますね>中山さん(笑)



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