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勝手にレビュー



女神たちの冒険 by sachi
'01/05/16 UP



突き抜けるような青い空。どこまでも高く。
薄い白い雲が少し早いスピードで流れていく。
何もさえぎるもののない、太陽の光にあふれる大地。遠く地平線が見える。
広々とした世界の中で、私は思いっきり深呼吸をする…。

私の中で、「女神たちの冒険」の風景は、こんな感じ。ちょっと抽象的?(苦笑)
普段パンプスを武器に戦っている女企業戦士たちが、思いっきり羽根を伸ばして、自由にはばたく。息の詰まる日常から抜け出して、どこまでも高い青い空を見上げながら、太陽の光をあびて、普段押さえ込んでいるそれぞれの夢を思いっきりあふれさせている。
う〜ん、どこまで行っても、抽象的(笑)。

なんていうのかな。歌の中にすごい「自由」を感じてしまう。
この歌を聴いていると、「自分の求めていたものはこれだっ!」と思わせる何かがある。
自由で、積極的で、活力にあふれてて、行動力のある少し憧れちゃいそうな女性像。
きっと誰もが心の中に持っている、心の中の本当の自分。彼女の声に突き動かされたい欲求を持ちながらも、そうすることができない歯がゆい自分を抱きしめながら、私もはじけてみたいとひとときの小さな夢を見るのです。

「ほんとのきみに逢えるChanceだから…」


ところで、私の頭の中にある「どこまでも高い空/突き抜けるような青い空」とはなぜだかロサンゼルスなのです(笑)。
先日見た「ザ・メキシカン」という映画の冒頭で出てきたロスの青い空が、実にイメージどおりだったからかもしれません。
だから、私の中の「女神たちの冒険」はロサンゼルスの青い空のもと、光にあふれた光景で歌ってもらいたい一曲ですね(笑)。


この曲のPOPなリズムと、前向きな歌詞がかなり私の中で好印象。
サビのめちゃくちゃ明るく挿入される金管類が、実に気持ちのいいアレンジ(笑)。軽快で、Goodですね。
テレビで見た印象は、この歌ってサビが高いせいか、声が全然出ていなかった印象です。喉を締め付けちゃって、声が出ていない。この歌とその前の「セミスイートの魔法」の頃の「中山美穂」の印象は、必死に歌ってるのに声が思うように出なくてかわいそうという感じで記憶に残っています。これが正しいかどうかは、イマイチわからないというのが正直なところですが、どうもいっぱいいっぱいな印象の歌でした。
今、改めて、この歌をCDで聴くと、思ったより声が出てたりします。ま、CDですから(笑)。一言一言丁寧に歌っていて、鼻濁音もちゃんとできていて、いいんだな、これが(笑)。 「(誰かに)あげたい」の「あ」がちょこっとかすれて「げ」がちゃんと鼻濁音になってるところが好きです(なんじゃそりゃ(笑))。中山さんの少しかすれた声って、えらい魅力的ですよね?

「Blanket Privacy」の英語版もよかったです。
少しゆっくりめで、アカペラなのがさらによし!(笑)。コンサートで聴いたときは、感動モンでした!
あー、しまった。
コンサートで歌ってほしい曲にあげとくべきだったなぁ!
ノリノリで歌ってもよし。アカペラでバラードっぽく歌ってもよし。
もっともっといろんなアレンジで遊んでみてほしいですね。

初夏にぴったりな一曲だと思いますよ。
皆さんも、どうぞ、はじけてみてくださいっ!(笑)



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