De eaya by きょむりんさん
'01/12/07 UP
このアルバム、初めて聴いた時のインパクトはスゴイものがありました。
とは言っても、発売前に「P.S.I Love You」で「Paradio」「Crazy moon」「COCKATOO」など数曲が流れていたので、アルバムの全体的な雰囲気は掴めてはいたのだけれど、それでも凄かった。
AMラジオのモノラル音声でも充分に伝わってくる派手なアレンジ。
「これをステレオで聴くとどんな迫力なんだろう??」
期待は膨らむばかり。
なのに。
なのにである!!
1曲目。
『メロディー』
完璧に肩透かしをくらったと言うか。
イントロも無しにいきなり歌に入るアレンジにある意味衝撃は受けたけれど、でも、「あれ??」でした。
「南国的で、派手で、ノリのいいアルバム」
って言う事前の予測とは裏腹にいきなりのバラードでちょっとビックリでした。
それでも耳を傾けると。。。
いやあ、名曲じゃあないですか!!
言葉が無くても、わかりあえる。
そんなふたりの間に流れる空気。
それを「メロディー」に置き換えているというふうに歌詞を捉えてるんですけど、、、
違うかな??(^^;
『MANA』
これです、これ!!
2曲目でやってまいりました。
まさしく僕の望んでいた展開(^^;
もろ南国ムードたっぷりのメロディー。
そしてそれに磨きをかけるアレンジ。
このアルバムを買った当初は、この曲が1番好きだったなあ。
「愛」っていう、もしかしたら答えが見つからない、永遠のテーマかもしれないものを無限大の力、可能性みたいなものに置き換えてる。
って、違う??(^^;
『Crazy moon』
今、このアルバムでの1番のお気に入りはこれです!
生楽器を多用してそうで、実はALLシンセなんでしょうけど、こんなアレンジ好きですねえ。
僕、最初に歌詞カードを見ながらこの曲を聴いた時、何故か月夜に浮かぶ船を想像しちゃったんですよね(^^;
もう現実の世界ではなく、完璧に空想の世界。
船が浮かんでいるのは水面ではなく、「空」だったのです(^^;
ヤシの木が踊ってたり、月も踊ってたり(^^;
なんて言うか、ホント「Crazy」って言葉がぴったりの世界観が浮かびました。
中学生だったし、良く言えば感受性が豊かだったんでしょう(^^;
でも、この時の自分のイメージが結構好きで(^^;、
今でもこの曲を聴くとこの時のイメージしか浮かんでこないんですよね(^^;
なんか、月夜の狂ったお祭りってイメージ(^^;
舞台はアラビアって感じかな。
歌詞の内容??
どうでもいいです(笑)
この曲は楽しけりゃそれで充分です。僕は。
『JOKER』
「MANA」の次にはまったのがこの曲でした。
当時から、そして今もそうなんですけれど、僕ってかなりサウンド重視で音楽を聴く人間なんですね。
なんで、この曲は歌詞の内容もさっぱりわからず、なんか重い感じのサウンドが耳に心地良くて、ただそれだけで気に入っちゃってたんですよ(^^;
今になって歌詞の内容も多少理解出来るようになったけれど、実はちょっとだけ切ない歌詞だったんですね??(^^;
違う??(^^;
『Paradio』
これぞ待ってました第2弾!(笑)
もろ南国ムード。
中学生当時は、どこか南国の島で、ただ単にみんな踊ってバカ騒ぎしてるだけって言う風にしか歌詞を捉えられなかったんですが(^^;、
ひと夏のちょっとしたアバンチュールの歌だったんですね。
『GRAY』
僕がこのアルバムの曲の中で、あまり好きじゃない曲です(^^;
曲調が好きじゃないんですよね。
曲が気に入らなかったら、初めてそこで歌詞の内容を確かめようとするんですが、歌詞の内容も当時は???だらけで(^^;
恋人から別れを切り出されてしまいそうな女性。
笑顔でごまかしたりしてたけれど、それももう限界。
恋が終わったことを受けとめ、ひとりで強く行こうと、生まれ変わろうと決意を固めた。
けど、ここへ来て男が未練がましくヨリを戻したいと言ってきた。
けど、もう優しさはあげられない。
そうなってしまったのは誰のせいでもない。
って言う内容??
違う??(^^;
『BINGO』
この曲は、なんと言っても最初に聴いた時のイントロのインパクトがねえ(^^;
「何故にウルトラセブン!?」って感じでしたよ(^^;
歌詞の内容は当時でも理解できましたね。
単純明快(笑)
恋人との出会いをビンゴゲームに置き換えてるわけですね。
でも、なんか「数打ちゃ当たる」っていうふうにも受け取れるから、この曲の歌詞はあまり好きじゃないかな。
『Flash Back』
切ないバラードですよね。
僕、この曲は彼女の曲の中で好きな曲ベスト5くらいには常に入ってますね。
珍しく、歌詞もとびきりに気に入ってます。
ほんの小さな偶然が やきつくほどの
運命にまで 変えてしまうから
涙は生まれる
素敵じゃない 何もないより悲しみは
記憶の海 打ち寄せる波
この3つの表現がもう鳥肌立つくらい大好きです。
上のふたつはとても心に響いてくるし、3つ目のは表現がとても美しい。
いやあ、イイ曲っす。
『COCKATOO』
このアルバムの収録曲の中で、1番激しく、かつ、1番妖しい曲ですよね。
そして、歌詞もなんとなく雰囲気で勢いで聴かせていく感じだなあという印象を受けました。
なんかあんまり理解できない表現も見受けられるし(^^;
僕の理解能力が乏しいだけなのかもしれませんが(^^;
とにかく、激しい恋を表現しようとしてるのだけはわかります(^^;
でもこの曲、好きですよ。
派手なアレンジが聴いてて気持ちいい。
うん。
この曲の歌詞は、感覚で聴く感じでいいと思うんだけどなあ。
『ひとりごと』
「中山美穂流子守り歌」
みたいなことを当時のラジオで言っていたような記憶がありますが。。。
まさしく、子守り歌の雰囲気ですね。
当初は自宅のバスルームでレコーディングする予定だったんですよね?この曲。
そんなことを言ってたような気がするなあ。
でも結局はスタジオでの録音になっちゃったんですよね。
でも名残惜しかったのか(笑)、泡が弾けるような効果音があちこちに使われてますね。
でも、
愛を形にして 消えない泡にして空に 飛ばそう
って歌ってるんだから、弾けちゃマズイだろうと思うんですけどねえ(^^;
『Special Ever Happened』
アレンジが凝ったこのアルバムの中で、バックのサウンドがキーボード1本だけのこの曲は、異質と言えば異質ですよね。
当時Cindyさんのアルバムに収録されていたこの曲に惚れ込んでしまった美穂さんが念願かなって歌うことが出来たんですよね。
恋人の大きな愛に包まれている女性の歌ですが、僕もこんな風に思われる男になりたいと思う今日この頃であります(苦笑)