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９月のある日のこと、京都の友達から電話が来て「忍ちゃんのパーティには行きますか？」と聞かれたのですが、僕には何のことか分かりませんでした。１１／２（日）に秋田県にあるレストラン「バル・パサポルテ」で忍ちゃんのデビュー１５周年記念のパーティが開かれるとのお知らせが来たとのことで、当然僕にも来ているものと思っての電話でしたが僕のところには来ていませんでした。彼は以前にあった忍ちゃんのファンクラブに入っていましたから来たものだと思っていたのですが、それ以外の昔からの美穂ちゃん仲間にも何人かそのお知らせが来ていたので、どういった人にお知らせを送ったのかは今でも分かりません。（＾＾；その友達は秋田のお店に行くのは初めてなので、僕が案内がてらに付き合うことにしました。忍ちゃんは美穂ちゃんがらみで何回も会って（見て）いましたから懐かしさもありましたので。忍ちゃんを初めて近くで見たのは’９３年の秋にパルコ劇場であった朗読劇「ラブ・レター」に行った時です。 この時も中山家は家族揃って観に来ていましたね。（＾＾）美穂ちゃんのコンサートで中山家の家族を見かけることは毎年のことで、忍ちゃんも何回か見かけましたよ。中山家は今はパパさんの故郷でレストランをやっていますが、以前は府中で「織縁都」というパブの店をやっていて僕も時々顔を出していたのでご両親とは顔なじみでした。その店で美穂ちゃんと会ったのは一度もありませんが、忍ちゃんとは三回も会いましたよ。 僕はパーティ前日の１日は仕事だったし仙台に共通の友達もいるので、１日は仙台に泊り翌日秋田に行く計画を立てました。僕は新幹線で、友達は飛行機で仙台入りです。仙台にはとても美味しい牛たんの店「一福」があって、そこで落ち合う手はずです。（＾＾）そして、パーティの会費を振込みホテルも予約し準備が整ったのですが・・・！！その友達が仕事の都合で行かれなくなってしまい、一人で行くことになりました。（＾＾；１０月下旬の東京フォーラムでの倉木麻衣のコンサートの時、一緒に行った女性にその話しをするとその友達の代わりに行きたいと言われてしまいました。それでまた、新幹線とホテルの予約を取り直して計画を変更することになったのです。その女性とは仙台の友達などと一緒に秋田の店には行ったこともありますし、美穂ちゃんのツアー中は一緒に遠征したりもしていましたが、二人での旅行は勿論初めてのことです。 以前は何かのイベントやツアー中もビデオを録るのを楽しみにしていましたが、最近は全く録ることを忘れていました。１１月のｐ−ｃｈａｎの結婚式と１月のマフィーくんの結婚式に久しぶりにビデオを録ろうかと思ったのですが、ビデオカメラがかなり古くなっていたので買い換えることにしました。そのテストを兼ねて、秋田へ新しいビデオカメラを持っていくことにしました。パーティのはがきには望遠付きのカメラと携帯のカメラはダメと書かれているだけで、ビデオのことは全く書かれていませんでしたから大丈夫そうな感じでしたからね。ダメな時のことを考えて、普通の小さいカメラと使い捨てカメラも用意しました。 一日目［１１／１（土）］ 東京発１８：５６はやて２７号に乗車し仙台に向かいます。仙台は３月と７月にも来ているので、今年３回目で通算では何回目だろう？多分２０回は来ていると思います。仙台より多いのは名古屋と札幌位かな？ 大阪と福岡はもう少し少なそうです。仙台名物は色々ありますが、なんと行っても「牛たん」ですね。最近はずっと上に書いた「一福」に通っていますよ。ここのお勧めは、牛たんの味噌漬焼きと牛たんの刺身です。この日も３人で味噌漬焼きと塩焼きを二人前ずつと刺身を一人前注文しました。ここは店のＨＰもあって、そこで予約して行くと一品差し入れがあったりもします。（＾＾）この日は店長から「たんシチュー」の差し入れがあり、これもとっても旨かったです。食後は近くのバーに寄って軽くやって帰りました。 二日目［１１／２（日）］ 午前中はのんびりと買い物をしたりして過ごしました。石巻の美味しい笹かまぼこの店が「三越」と「藤崎」（デパート）にあるとのことで、そこから家にお土産を送りたいと言われてついて行きました。京都の友達にも「牛たん」の塩と味噌の両方を送りました。そして、現地限定のお菓子を買い込み荷物を増やして、こまち１１号に乗り込みます。（＾＾； こまちは左右２席ずつですから新幹線と言うよりも在来線の特急に近いのですが、座席はゆったりしていて乗り心地はいいですね。秋田の手前で在来線に乗り換えて目的地に向かいます。駅前のホテルにチェックインをして一休みしてから集合場所（駅）へ行くことにしました。東北は寒いと思っていたらこの日は暖かくて・・・その上部屋は暖房中で暑いくらいでした。 １６時過ぎに待ち合わせ場所の駅に行ってみるとそれらしき人が三々五々に集まって来ていて、しばらくしてお迎えの観光バスがやって来ました。それぞれに葉書を見せ受付を済ませてバスに乗り込みます。バスの座席がほとんど埋まるくらいのファンが集まり、思っていた以上に女性も多いです。後一人で全員とのことでしたが、その人がバスに乗り込む前に出発していまい、どうしたのかと思っていたら後で分かったことですが、その人はバイクで来たようです。 もしかしたら忍ちゃんの出迎えがあるかと思ったのですが・・・（＾＾；久しぶりの「バル・パサポルテ」は店の造りは変わっていませんでしたが、２階に古着の店「ＭＩＨＯ ＳＯＣＩＥ」が出来ていてその大きな看板がありました。駐車場が舗装されていて、パパさんの話しでは融雪装置付にしたのだそうです。僕が初めてこの店を訪ねた時は積雪累計が６ｍを超えていて、パパさんに車で送り迎えをして貰ったことを思い出しました。 店内は以前は美穂ちゃん関係のものが多かったのですが、この日は忍ちゃん一色に変わっていて、デビュー曲や出演したドラマ等のポスターがあちらこちらに貼られていました。入り口近くには「辻仁成・美穂」の札が付いた大きなお花が飾られていて、この他にも共演者や仲良しの芸能人からのお花が幾つも飾られていました。奥に楽器が並べられバンドの演奏も予定されているようです。テーブルにはＡ・Ｂ・Ｃ・・・との記号が付けられていて僕はＢテーブル（５人席）で、Ａと並んで一番前の席でした。（＾＾） 
予定の１７時を少し回ってバンドのメンバーが登場しました。ギターは毎度おなじみの「てんちょ」で、バンドをやっているとは聞いていましたが聴くのは初めてのことでした。そして演奏が始まって忍ちゃんが歌いながら２階から階段を下りて来ました。曲目はＺＡＲＤの「負けないで」です。各テーブルの間を通ってみなさんに挨拶をしながらステージ（？）へ・・・「みなさんこんばんは、中山忍です。 きょうははるばる秋田まで、秋田の方もたくさん来て頂いてとても嬉しんですけれども。 え、デビューして、１５歳でデビューしてちょうどきょうで１５年目と言うことで、こうしてみなさんにお祝いしていただけること、とても嬉しく思っています。 今日は短い時間かも知れませんけど最後までゆっくり楽しんでください。 ありがとうございます。」 そして、バンド「チューボーズ」（厨房で働いているから）とお店のスタッフの紹介があり、 「そうですね、ちょっと緊張してしまいまして、色々。 みなさんの前で歌うというのもホントに十何年振りくらいなブランクがあるので、とても舞い上がっているというかドキドキしちゃってスイマセンという感じです。 え、きょうはそうですね、みなさん、１０月から共犯者というドラマにわたし出ているんですけれど・・・」と今出演中のドラマの話題となりました。横に置かれたスクリーンには共犯者のビデオが流れる・・・予定でしたが、違うビデオが流れちょっと苦笑いの忍ちゃんでした。そして、その共犯者の作家（脚本家）の「はたたけひこ」さんがゲストで登場です。どんな字を書くのかと日本テレビのＨＰに言ってみたら・・・秦建日子と出ていましたよ。（＾＾； 名前を見ると女性かと思ったりもしますが、男性でした。忍ちゃんとは「はみだし刑事」からとのことです。忍ちゃんは「西部警察」の刑事役が決まっていてスケジュールが詰まっていたのを承知で出演を頼んだそうで、共犯者でもかなり重要な役だそうですよ。１５年前に殺害されているにもかかわらずに・・・内緒だそうですけどね。浅野温子さんとは仲良く２５歳になり切っての共演をしたとのことです。（＾＾；ここでみんなでシャンパンでの乾杯をしました。（＾＾） それからしばらくドラマの話しが続きましたが、秦さんはかなりのおしゃべりでとても止まりそうも無いので無理やり引っ込まされた感じでした。 時間が決まっていますからね。（＾＾； ２曲目は今井美樹さんの「ＰＲＩＤＥ」です。忍ちゃんは時々つっかえて笑いながら歌っていましたよ。（＾＾）歌いながら各テーブルを回っているのはまるでディナーショウのようです。それにしても僕の席は最高の席で忍ちゃんがいつも横を通るのです。（＾＾）ここで衣装代えがあり、ずっとビデオを手にしていた僕はしばらく飲み食いに専念です。スクリーンには忍ちゃんのドラマの出演シーンが次々に流されていましたが、僕はほとんど見た記憶がないものばかりでした。 ３曲目の演奏が流れて来て・・・どこかで聴いたことがあると思っていたら、美穂ちゃんの「ＬＯＶＥ ＣＬＯＶＥＲ」でした。 「ありがとうございます。 この曲はみなさんご存知の方もいらっしゃると思いますが、うちの姉の曲でして、わたしは姉の曲はけっこういろいろ好きなんですけれども、その中でたぶん一番好きな曲じゃないかと思って、きょう難しいけど歌いたくて歌っちゃいました！って感じです。」 この後、マネージャーの新井洋子さんが登場し、ビデオを見ながら昔話に華が咲きます。まずは「彼女たちの時代」での水野美紀ちゃんと深津絵里ちゃんとの話しです。 忍ちゃんと同年代のこの二人とは今でも仲良しだそうで、お祝いのお花も届いていましたよ。「万引きＧメン」での話しも楽しかったです。木の実ナナさんの娘で、初めは嫁には行けない不細工な女性の役だったのが途中で作家が変わって、可愛い役にはなったけどやはり嫁には行けない役だったとのことです。ドラマの中でお見合いのシーンがあったようで、しのぶちゃんの「お見合いしましたね〜」の声にすぐに反応して、独り言のように言った『誰としたんですか？』に二人が応えてくれました。忍ちゃんのお見合いシーン自体はなくて相手役は出なかったようです。それでついいい気になって『実際にお見合いしたことはあります？』と聞いてしまいました。「ないですねぇ〜 予定もないかな？」と忍ちゃんは応えてくれました。 今後どのような役に挑戦して見たいですかの質問には、「こないだ芸妓さんをやりまして、お座敷で日舞を踊るというシーンもあったりして、そういった今までやったことのないものをやりたいですね〜」 そして、思い出したように「ピアニストとかね。」 『お姉さんのように子供をいっぱい抱えたお母さんの役なんかはどうですか？』の質問にはマネージャーから、「いっぱいやってますよ」と言われてしまいました。（＾＾； 「子供のいる役もそうですね、お姉ちゃんにも子供が生まれますけど、まあ何と言っても３０なんで子供がいてもおかしくないんですけど（かなり強い口調で言っていました）もうちょっと何とか独身のＯＬさんとかそういうのやりたいとかいう感じですかね。」 僕の方を見て「うんうんという感じでうなずいていただけて・・・」と言っていました。（＾＾）ここで少し反省してあまりでしゃばらないようにしようと思いましたが、もう遅かったかも。（＾＾； 芸妓役の時は日舞の特訓をしたり、「泥棒家族」では殺陣の特訓をしたりと忍ちゃんは思っているより以上の頑張りやさんとのことです。それにほとんどＮＧも無いとのことで、ここはお姉さんととても似ていますね。それからしばらく忍ちゃんとマネージャーの話しが続きます。新井さんはスーツ姿で一見男性かと思えるような人でとても話し好きですね。１３年も忍ちゃんの面倒を見ているとのことです。忍ちゃんにしても美穂ちゃんにしても良いマネージャーに恵まれていますね。（＾＾） ＨＰなどでも一番リクエストが多かった曲は、デビュー曲の「小さな決心」だそうです。その話をするとみんなから笑い声が出て、「その笑いはちょっと何でしょうか？」「今、でも笑うところじゃないよね」と不服そうでした。『とても聴きたいです』と言うと、忍ちゃんから「ありがとうございます」と言われました。（＾＾） 「じゃ歌っちゃう？」「歌っちゃいますか！」と歌ってくれました。ここで歌いながら客席を回りファンと一緒に写真を撮ったりもしていました。 〜To be continued〜 2004.02.28
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