逢いたくてヴェニス 1998年 / ドイツ映画 / 原題:2 Maenner,2 Frauen-4 Probleme / 1時間33分 監督:ビビアン・ネーフェ 出演:ハイノ・フェルヒ,アグライア・シスコヴィッチ,ゲデオン・ブルクハート,ヒルデ・ファン・ミーゲン 他 主人公エバは、売れない画家の夫ルイスと2人の子供たちと暮らしながら、レストランでウェイトレスをしている。ところが、ある日彼女に暴言を吐いた客にわざと皿をぶちまけてしまったころが原因で、レストランをクビになり、さらに、夫が浮気旅行でヴェニスに発ったことを知る。 4人で話し合いをするために、その浮気旅行の相手の夫を拉致し、子供2人を連れて、ヴェニスへの旅が始まる。 と、まあ、こんな具合の話であり、よくあるドタバタ劇風ではあるのだけど。 この夫の浮気相手の夫というのが、なんと、レストランで暴言を吐いた有名弁護士ニックなのです。最初っから、2人の相性は最悪、何かが起こりそうな予感ってな感じ。あんまり話してしまうと、これから見る方にはありがた迷惑なので、物語についてはこのへんで。 みどころは、このエバとニックの考え方、感じ方の変化、かな。そして、子供たち2人もかなりかわいい(笑)。「どちて坊や(笑)」のごとく、質問したがりのフロリアン、話せない、おむつがとれないのローザ。この子たちとニックのふれあいなんかも結構みどころかも。 ニックの固いエリートな表情が次第に柔らかくなっていくところを、じっくりとご堪能いただきたいって感じかしら(笑)。 さてさて、タイトルのごとく、ヴェニスですね。 私の中で、一度は行ってみたい街の代表みたいなところなんだけど、至るところを通っている運河。これを見ると、ああ、ヴェニスってこんなところ…てな感動が起こるのです(笑)。そんなヴェニスらしい風景は、映画中至るところに登場してきます。なんとな〜く、こういう雰囲気のある街に行ってみたいなぁ〜と思うんじゃないかなぁ〜。 旅の途中では、ヨーロッパ的な広い草原というか果てしないフィールドが出てきます。ま、一人拉致しての旅ですから、早々街中をのんびりと走ってるわけには、行かなかったんでしょうけど(苦笑)。 そんなところも、目の保養になるかな〜。こんな狭い日本で、セコセコと毎日の労働に励み、家で眠るだけの生活をしている人たちには、このエバのチャキチャキぶりが結構ストレス発散になるんじゃないかなぁ〜なんて、思う今日この頃です(笑)。 |