A列車で行こう -Take the "A" Train- そんなわけで、今回はスイング・ジャズです(笑)。 スイング・ジャズが流行したのは、どうでしょう。1930年代くらいでしょうか? あんまり知りませんが(苦笑)。 ワタクシ、グレン・ミラーが大好きで、グレン・ミラー サウンドを一時期よく聴きました。特に好きなのは、一般的なところで、「真珠の首飾り」「イン・ザ・ムード」「ムーンライト・セレナーデ」あたりでしょうか(う〜ん、ベタや(苦笑))。 他にはベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」「ビューグル・コール・ラグ」などなど、まあ、一般受けしそうな曲ばかりですが、たくさん好きな曲があるのです。 で、何をご紹介しようかなぁ〜って考えながら。何しろ、テーマが「旅」ですからね。 「セント・ルイス・ブルース・マーチ」とか、「ペンシルバニア 6-5000」とか、「カラマズーの娘」とか、「キャラバン」とか、面白そうな曲はたくさんあるのですが、その中でも特に好きなこの曲をご紹介したいと思います。 「A列車で行こう」 ま、超有名な曲なので、今さら紹介されなくたって知ってるよ…と思っている人8割くらいかな?(苦笑)てな気もしますが(笑)。 A列車とは、ニューヨークを走る地下鉄の名称です。デューク・エリントンのバンド のテーマで、1940年に登場し、そのダイナミックなスイング感で一世を風靡した逸品なのです。 アレンジは、多分演奏しているバンドによっても違うだろうし、かなりたくさん世に出ているのでは?と思いますが、とりあえず私がよく聴いている版を(笑)。 1つは、ビクターから出ている「SWING JAZZ」というCDに収録されているもので、シャープス&フラッツが演奏しているものです。ピアノの前奏から始まって、テナーサックスで旋律を奏でる。その後はピアノソロが美しく、トランペット、トロンボーンと金管がかなり激しく鮮やかで、豪華な演奏であります。これぞ、スイング・ジャズの醍醐味っ!てな感じ(笑)。 もう1つは、エールディスクというところから出ている「DUKE ELLINGTON SPECIAL COLLECTION」というもの。もちろん、演奏はデューク・エリントンのバンド。これは、最初にハイハットと1/2倍速のゆっくりなピアノソロから始まって、軽いタッチの見事なジャズ・ピアノでうっとりさせながらワンコーラス。その後、通常の速度に戻ってピアノ前奏、テナーの旋律。応える側の金管は、シャープス&フラッツのよりも少し抑え目。前者で、ピアノソロだった部分には、ペットソロのカデンツァ(多分(笑))。カデンツァとは、楽譜とかには書いてなくって、演奏者に任されてる部分なのですが。後半、金管がかなり入ってくるところも、ペットソロと金管の掛け合いが結構面白い。最後まで、ソロ中心の曲に仕上がっています。 別にこの2つが特に気に入って購入したわけではなく、単に持っているものがこれだったってだけですけど(苦笑)。 このように、アレンジは演奏者によって変わるので、ジャズは、同じ曲でも、CDによって、全然違って聴こえたりします。聞き比べてみると、結構面白いですよね?(笑) スイング・ジャズを聞くと、やっぱりアメリカだなぁ〜と思います。ニューオーリンズとか、本場に行って、聞いてみたいですね。 |