旅行のススメ



青森への旅! by Rainbow7さん

 今回の旅は、とある事情があって5日前に行くことを決めました。その行き先は、”青森県”の横浜町です。ここは日本一の菜の花畑があって、まさに「今が旬」、という所です。

 出発当日の天気は、あいにくの雨でした。それでも元気に青森へ出発。7時前に東京を出て、青森の野辺地(のへじ)駅に11時ちょっと過ぎに到着。ここで、美穂ちゃんファンの知り合いの方に迎えに来ていただきました。今日1日は、このご夫婦と一緒にお世話になることになるのでした。

 お昼も近いことだったので、まずはお昼を食べに。この地域で有名な、豆腐専門のお店でした。お店の近くに涌き水があって、その水を使って豆腐を作っているとのことでした。もう1つ、このお店で有名な「卯の花ドーナッツ」もいただきました。揚げたてでなかったのが残念(by奥さん・笑)でしたが、ドーナッツにしては歯ごたえがあって、美味しかったです。(^_^)

 次に行ったのは、道の駅よこはま(ドライブインみたいな所)です。菜の花が有名なだけあって、おみやげ売り場には菜の花関連のおみやげがたくさんありました。菜の花のお菓子、ふりかけ、石鹸などなど・・・ その中でも、注目は”一番搾り”の菜種油。「油にまで一番搾りなんてあるのか〜」と、これは面白かったです。ここで菜の花のお菓子(ゴーフレット、花びら入りのゼリー)を購入。このおみやげ、どうやら地元でしか手に入らなさそうだという事が後で分かり、「珍しいおみやげが買えて良かった〜」と思いました。

 さてさて、ここからはメインの菜の花畑へ。街の中心部からちょっと外れると、菜の花畑が見えてきました。
 「ついに念願の菜の花畑が見られた〜〜〜!」と、それはそれはすごく嬉しかったです。(もう言うことなしっ!って思いでした。)
 「黄色い絨毯」とはまさにこのこと、それ以外に何て表現したら良いのか分からないくらいでした。車から降りて菜の花畑に近づくと、3つほど気づいたことがありました。
 1つ目は、菜の花に匂いがあること。1本だけじゃ分からないけど、これだけたくさん咲いていれば確かに匂うな〜と思いました。(でも、この匂いはどう表現したら良いのか分からなかった・・・)
 2つ目は、菜の花が同じ方向を向いていること。
 そして3つ目、これが1番強烈に気づいたことでしたが、これだけ空が灰色に曇っているにも関わらず、その暗さを完全に吹き飛ばすくらい、黄色という色が鮮やかであることでした。
 その様子、写真でお見せしましょう。

 しばらくは車であちこちの菜の花畑を見て回りました。菜の花畑は街のあちこちに点在していて、辿り着くたびに、「お〜、すごい〜!」とか「綺麗だな〜!」しか思い浮かぶ言葉がないくらいでした。興味深かったのは、同じ畑で2年続けて菜の花を栽培できないこと。2年続けて栽培すると、土に障害ができてしまうらしく、菜の花の次の年はジャガイモといった感じです。という事で、次の年は別の所に菜の花畑があるということになり、また違った風景が楽しめるみたいです。

 次に行った所は、菜の花畑の迷路。
 今度は畑の中に入れるので、より近くで見られました。こんな迷路だったら、抜け出すのがもったいないな〜と思うくらいでしたが、そんな気持ちとは裏腹に、後半はスムーズに進んでしまい、あっと言う間にゴールに着いてしまいました。(^_^;)

 休憩所で少し休んで(いろりがあって、炭火が体の芯にじ〜んと来る暖かかさでした)いる時、旦那さんがそばを頼んだのですが、なぜかつゆからソースの匂いがただよってきたのでした。味も???な味でした。少しして作ったおばさんがこちらに来て、間違えてソース焼きそばのソースを入れてしまったのでした。(^_^;)

 さらに車を走らせ、もう1ヶ所のドライブインへ。ここには菜の花ソフトクリームがあって、もちろん食べてきました。アイスが淡い黄色をしていたのですが、この味をどう説明したら良いのかは、またも分からず・・・(^_^;)
 (でも美味しくて、寒かったにも関わらずすぐ食べてしまいました)
 そして、こういう所の定番(?)、その土地にまつわる人のボードがあって、顔の部分に穴が空いていてそこから顔を出して記念写真を撮るのがありました。普通はアニメチックに描かれているけど、ここにあるのは怖いくらいリアルに描かれていました。と言うことで、いくら楽しい顔をしても、かえってそれが不気味になってしまうのでありました。(笑)

 今回案内していただいたご夫婦は、六ヶ所村にお住まいの方です。と言うことで、地元を案内ということで何ヵ所か案内していただきました。
 原燃PRセンター:原子力施設の博物館。原子力システムについていろいろと説明している旦那さんがカッコ良かった・・・(笑)

 尾駮(おぶち)沼:沼と言うけど、広さは湖。(笑) 対岸が遥か先に見えるくらい、大きな沼でした。湖岸に葦みたいな植物が生い茂っていて、そこだけ見ると北海道の湿原にある湖みたいでした。

 この街は原子力関係の施設があって、そこで働く人の社宅、その周りのお店などはすごく新しく、昔からある街並みの建物は古く・・・ 旅先でいろんな街を見てきたけど、古いのと新しいのがこんなに近くに隣り合わせにあるというのは初めてでした。

 夕飯までごちそうしていただき(3人ともたらふく食べたな〜&最後に頼んだおにぎりは、想像をはるかに超える大きさで、3人ともビックリ・笑)、野辺地駅まで送っていただき、ご夫婦とはここでお別れ。改札まで見送ってもらって、ホームへと向かいました。

 列車に乗っても、まだ見送るご夫婦の姿が見えたのですが、名残惜しくなってしまうので、あえてご夫婦が見えない席に座りました。列車はその駅に数分止まった後に動き出しました。「この寒い中、もういないだろうな〜」と思っていたら、まだ見送っていてくれたのでした。(嬉) 私の姿を見て手を振ってくれて、ここで本当にお別れとなりました。

 「会えて良かった〜!」と心から思える旅も素敵だな〜と思えた1日でした。(^_^)


 2日目は青函トンネルにある海底駅に行くことにしました。青函トンネルを通る列車が青森駅のホームに入っていましたが、車体がすごかった・・・
 客車はおろか、機関車にまでドラえもん、のび太、ジャイアンなどといった、ドラえもんのキャラクターが描かれていて、車内には網棚の所にもドラえもんが描かれていて、これは子供が喜びそうだな〜と思いました。これから行く吉岡海底駅には、ドラえもん広場というのがあって、それを目当てに行く子供連れの家族がたくさん乗ってました。

 吉岡海底駅に到着。この場所は北海道の海辺近くで、地下140mの所にある駅です。駅と言っても乗客の乗り降りはなく、トンネル内で非常事態があったら列車をここで止めて、乗客を避難させるというのが目的ですが、その”避難所”を一般客に開放、見学できるようになっています。
 駅に降り立ち(ホームの幅は1mくらいしかない)、ホームと並行している退避トンネルへと案内されました。ここには青函トンネルを訪れた人々の手形、サインなどがトンネルの壁に飾られていました。有名人のもいくつかありましたが(美穂ちゃんはどうやらなさそう・・・苦笑)、今1番タイムリーな人ということで指し示したのが鈴木宗男でした。(お客さんはみんな苦笑い・・・)

 この後はドラえもん広場へ行くグループと、海底駅の見学に行くグループに分かれましたが、ほとんどはドラえもん広場へ。海底駅見学は、私と年配の夫婦の、計3人でした。(笑)

 まずは降りたホームの反対側へと案内。トンネルの概要などが説明されているうちに、列車が近づいていることを知らせるサイレンがトンネル内にけたたましく響き渡りました。少しすると、今度は「ゴォーーー」と低い音がトンネル内に響き渡り、列車がものすごいスピード(約140km/h)で数メートル目の前を通り過ぎて行きました。これは、体験者しかわからない怖さでした・・・(^_^;)

 この海底駅の周りには、列車が通るメイントンネルのほかにも数本あって、そこにも案内されました。いろんな方向にトンネルが走っていて、歩いているうちに今自分はどこにいるのかはもう分からなくなってしまい、まさに地下迷宮状態。一緒にいたご夫婦も、「これはすごいね〜。機械とは言え、こんなのを掘るなんて人間技じゃない・・・」とビックリしてました。また少し進むと、目の前に鉄製の(?)扉があって(この先に何が隠されているのだろうという期待感がすごかった)、それを横にスライドするともう1枚扉が。それも開けると、やっと地上の出口に通じるトンネルが出てきました。
 このトンネル、地上から作業資材を運ぶためにも使われていて、そのためのトロッコ(?)用のレールが敷かれ、その左側に階段があるという具合でした。上の出口までは670m、下のポンプ室までは540m続いているみたいです。トンネルの先は本当に真っ暗で、数十m先までしか見えない状態。と言うことで、下へと延びる方を見ると、この先にはいったい何があるのだろうか?と思わせるような底無しトンネルに見えました。(これをジェットコースターにしたら、世界最恐かも・笑)

 そんなこんなで海底駅見学も終わり、青森へと引き返しました。

 後は出発時間まで適当に暇つぶし。近くの物産館に行ったり、「AUGA」(地元のデパート。名前の由来は津軽弁らしい・笑)の地下にある市場を見たり、テレビで中日の試合がやってたので見たり(この時は勝っていた・笑)しました。

 今回の旅は、2日間驚きの連続でした。(^_^)
 お世話になった皆さん、本当にありがとうございました&ごちそうさまでした。_(._.)_




〜The End〜



OVER THE MOON 2