両親の海外旅行の巻  

両親そろって6日間ほど旅行に出ることになりました。昨年の12月頭頃の話です。
その間のにゃ〜の様子なんぞを語ってみましょうか(笑)。
もちろん、にゃ〜もワタクシもお留守番です(笑)。

両親の旅行前日。
普段、父と一緒に眠るにゃ〜。
なぜか、その夜は2階の私の部屋へやってきて、そのまま眠ってしまった。
翌日は勤労感謝の日でお休みなので、例によって、私はパソコンと戯れていた。その間に私の部屋に入り込んだにゃ〜は、敷いてある布団の足元のところにちょこんっとまるくなり、なんだかとても眠たそう。
旅行前の最後の夜なんだから、お父さんが寂しがるよ〜?
なんていう私の考えを思いもせずに、にゃ〜は眠りについたのだった(笑)。

そして、翌朝。
その日の両親の出発は6時40分。
私は3時過ぎまで起きていたので、ちょこっとお見送りは無理かな?
などと、思っていたら。

目覚し用に、毎朝6時きっかりに中山さんのアルバム「manifesto」がかかる。
大抵、そんなに聴いていることはないんだけど、その日は足元のにゃ〜を気にしながら眠っていたので、眠りが浅かった。
ちょこっと音量を落として、さあ、もう一度。てな気分で眠りにつこうとしたところ、にゃ〜が大あくびをして、立ち上がった。さんざん体を伸ばして、猫特有の伸びをする。

余談だけど、この伸び、かなりよいストレッチになるらしい。ちゃんと、前をのばして、次に背中を丸めて後ろを伸ばしてってやるといいんだってさ。母が実験済(爆)。

私の方にやってきて、ゴロゴロするにゃ〜。朝はなんだかご機嫌のご様子。
階下では、何やら動いている物音がする。
にゃ〜は、私にドアを開けるように促し、階段を駆け下りていった。
うんうん、これで、お父さんもお母さんも喜ぶわね(笑)。
2度寝をしようかとも思ったけど、珍しく2人そろって6日もいないのだし、お見送りしても罰は当たるまい(苦笑)などと考えつつ、にゃ〜について降りていった。

「いってらっしゃ〜い」
私は裏口から手を振る。
両親は大きな荷物を持って、出て行く。
にゃ〜は……、裏口から飛び出して、車までお見送り。
うんうん、エライぞ、にゃ〜(笑)。私より、ずっといい子かも(苦笑)。

窓からのぞくと、車は出ていった後。にゃ〜はひとり鈴の音を響かせて走っている。
「にゃ〜」
声をかけると、ニヤっと笑って(ほんとかい(笑))こっちに駆けてきた。

その次の日。
だいたい18時には、家に戻ってくるにゃ〜。夕食もそのくらいの時間だ。
その時間にはどう頑張っても無理だけど、その日は19時くらいには帰宅した。
「にゃ〜く〜ん?」
鈴の音はしない。いないのかな?
門まで新聞を取りに行くついでに、庭を歩きながら、何度も「にゃ〜く〜ん」と叫ぶ。
にゃ〜の気配はない。
…どうしちゃったのかな?ちょこっと心配…。
そのとき。
ピンポーン
チャイムがなった。
「は〜い」
誰かと思えば、隣のおじさんだった。にゃ〜くんを抱えている。
私がうるさく呼んでいたので、わざわざ連れてきてくださったのだ。
「温室で寝ちゃったんで、連れてきました」
「ありがとうございます」
お礼をいいながら、なんかむちゃくちゃ恥ずかしかった(苦笑)。今度からは、温室の電気が消えてから、にゃ〜を呼ぶことにしよう(苦笑)。

翌日は、忙しかった。
いつもよりも1時間余分に仕事をして帰宅すると、既に20時を過ぎていた。
寒いし、にゃ〜くんは大丈夫かな…。ちょこっと心配症。
裏口からの門のあたりから、「にゃ〜」と声をかけながら歩く。
すると。
りんりんりんりん…。
鈴の音が近くで響いてきた。お。今日はいるな(笑)。
いるのはわかるが、黒くて見えん…とか思いながら、鍵をあける。そして、ドアをソロソロと開くと、私よりも先に家の中へ飛び込んでいく。
ふんふん、今日はいい子だったね(笑)。

遊ぼう! さあて、早いもので両親の帰宅日。
(本当はもっと面白いことがあったような気がするけど、時間が経ちすぎて忘れてしまいました m(_ _)m)

ここのところ、わりと大人しめだったにゃ〜くん。
その日もいつものように、昼間は外に遊びに行っていた。
そして、帰ってくると、父と母が。
「きゃ〜、にゃ〜(ハート)」と声が聞こえたので、にゃ〜が帰ってきたなと思い、階下に行く。
両親は、お昼には戻ってきていて、にゃ〜の帰りを待ちわびていた。
下に行ってみると、なんともにゃ〜くん、大興奮。
なんだか知らないけど、部屋中走り回って、手には噛み付くわ、一週間分の元気をすべてここで使い果たすかのような大騒ぎぶりだった(笑)。その夜の大人しかったこと。すっかり疲れて深い眠りに落ちたのは言うまでもない。


2000.02.16 up
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