家族に対する態度の巻  

にゃ〜とじゃれていると、父がやってきた。
「じゃあ、ちょっとつまもうかな」
つ・ま・む? つまむ?何のこと?
はて?と首をかしげていると、私とじゃれているにゃ〜 の首をつかんで、言葉どおり、つまんで見せた。
「これが猫の正しい持ち方」
とかなんとか言っちゃって。ホンマかいな(笑)。

今まで、邪悪な(笑)顔で私に噛み付いていたにゃ〜、 なんだか神妙な顔で、父につままれている。
体をだら〜んと伸ばして、抵抗するでもなく、大人しく 人形のように。
その姿が妙におかしくて(笑)。

その後もいろいろ見ていたけど、父に対しては、何だか 大人の扱いをしている。反抗しないし、噛み付かない。
噛んでも、歯を立てない。もちろん、つめも立てない。

母は結構本気でしかっているが、一緒にいる時間が長いせいか、大好きな ようである。母を見つけると、何をおいても、飛んでいく。
あ、エサには母もかなわないけど(笑)。
で、もちろん、ひどい噛み方はしないし、大人の扱いである。もっとも、 最近は、遊んでいるうちに興奮してくると、結構噛み付くみたいだけど。

私に対しては、どうも友達感覚のようである。
私を見つけると、お腹がすいているとき以外は、まずパッと離れて、戦闘 態勢につく。植木鉢や段差の影なんかから姿勢を低くして、構える。
おいおい、アタシはいったいなんなんだい?
てな感じ。
ま、それをやられると、軽く40分くらいはにゃ〜に付き合って遊んでしま うんだけどね(苦笑)。

弟に対しても、どっちかというと、友達感覚?
よくわからん。

しかし、どうも家での立場は、鋭く読み取っているようよ。
猫って、すごいかも(笑)。


1999.07 up
もどる次へ