突然の失踪、そして…の巻
9月24日、日曜日。にゃ〜くんは屋根の上で遊んでいたのだけど、めずらしく屋根の手前のところに座り込んでいた。
チャンス!
私は、デジカメを手に1階へ急いだ。久々ににゃ〜くん、撮影会。屋根の上のにゃ〜を心行くまで堪能(笑)。
9月25日、月曜日。その日は飲み会だったので、私は帰りが遅かった。帰ってくると、にゃ〜くんは既にご就寝。按摩椅子の上でいつものように丸くなっていた。
9月26日、火曜日。朝。いつの間にか私の部屋へ入り込んでいたにゃ〜くん。朝はいつものように7時前には颯爽と階下へ走っていた。私が下に行ったときには、既に裏口のドアの前でスタンバイ。目で「あ・け・て」と訴えていた。特に変わった様子はない。調子が悪そうという感じでも、ない。朝からちゃんとキャットフードを食べて、母にドアを開けてもらい、飛び出していった。朝はだいたい私と一緒に出て行くため見送ってくれるのだけど、この日は早めに出て行ったので、少しだけ淋しかった。
そして、夜。帰宅すると、まだにゃ〜くんが帰ってきていないという。
心配して、母が探しに出る。
一晩帰ってこなかったことは、前にもあった。そのときは、朝方、早々に帰ってきた。
にゃ〜くんが帰ってくるかもしれないので、ドアを細く開けたまま。
翌日、帰宅すると、まだドアが開いていた。
「お母さん、にゃ〜くんは?」
「まだ、帰ってこないのよ…」
にゃ〜くんは帰ってこなかった。
来る日も、来る日も、ドアは細く開いたまま…。
そのまま、時が流れていった…。
2001.12.10 up