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綿の城パムッカレ

アンカラから延々7時間あまりかけて長距離バスに揺られながらやってきたのはデニズリの街。ここから、ミニバスに乗ってパムッカレに行く。パムッカレとは、「綿の城」という意味があるそうだ。
朝、デニズリについたのはなんと6時半。ミニバスを待っていると、市バスの方が安いしすぐに来ると言われた。ここらへんはかなり記憶が曖昧(苦笑)。
パムッカレに着いて、石灰棚を目指す。山の上の方で、結構登っていかなければならない。来る前の観光書等でよく見ていたような美しく水の多い石灰棚とはちと印象が違う。温水はあまり出なくなってしまったのか。
それでも、上の方にはぬるめのお湯があふれた棚もあり、靴を脱いで裸足になる。サンダルを持っていたら、よかったかも。どんどん歩いて、上の方はホテルの私有地のようだ。そのホテルに泊まれば、泳げるみたい。一番メインのところは、立ち入り禁止になっていた。

石灰棚の細い通路を通って上まで登ると、ヒエラポリスがあった。円形劇場が一番の見所。ボアズカレとは雲泥の差。ボアズカレがほとんど原型をとどめていなかったせいか、かなりカタチが残っていると感じる。
円形劇場はかなり急な階段になっていて途中で疲れ果てて、上に行くことを挫折しようかと思った。ところが、M子女史がなにやら頑張って昇っているのを見たら、負けず嫌いがむくむくと出てきて、かなり一生懸命昇ってしまった(苦笑)。右の写真は一生懸命昇ってる図。いつの間にか、撮られていた(細かすぎて、私がわかるかな?(笑))。階段がえらい急なことをわかってもらえるだろうか。

頑張った甲斐もあって、上からの眺めは絶景だった。遺跡の向こうに広がる真っ白な石灰棚、そしてその向こうに広がる田園風景。それは何やら不思議な光景だった。
かなりしんどかったけど、昇ってよかった。と充実感たっぷりな頂上からの風景だ(笑)。

デニズリまでのミニバスは、ヒエラポリスの上の方までやってきた。デニズリへ戻って、また長距離バスに揺られて今度はイズミールへ。今日はここに泊まることにしている。


エフェス→イズミール

翌日は朝早くからバスに乗ってエフェスへ行った。エフェソスの遺跡はとても見応えのある素晴らしいものだった。が、あんまりエピソードは覚えていないので、「観光案内」のコーナーで読んでね(笑)。
あ、一つ覚えているエピソード。入り口からやけに気になる男の子がいて。どうだろ、3〜5歳くらいの金髪の少年。気になるっていうか、目につくというか。どこに行っても、多分同じようなペースで歩いてるから、会っちゃうのね...。というわけで、勝手にMy Angelと称して写真なんぞを撮ってマシタ(笑)。外国のちっちゃい子って、かわいいのよね〜。男女問わず。…っていうか、日本の子も(笑)。だいたい旅行に行くと、そんなMy Angelの写真がたくさんあったりする。相変わらず、ですな(笑)。

この日は結構暑かったような記憶がある。そのせいか否かはおぼえていないが、イズミールへ戻る前に、セルチュクのオトガルでスイカを食べた。小学生くらいの男の子たちが何人か働いていて、みんな働き者っぽくて。なかなかスイカと伝わらなかったのだけど、一生懸命聞いてくれて、スイカを出してくれた。そのスイカがまた美味しくて。甘くてね。トルコに行ったら、是非食べてみて欲しい。季節に行くと、非常に美味しいから。

バスでイズミールへ向かう。またしても、降りる場所が不安だったが、メモをのぞきこんだおじさんが着いたときに教えてくれた。しかし、トルコのバスは運転が荒い!ミニバスとかだと、結構怖かったりして。事故が多いのもわかるような気が…失礼(苦笑)。そういや、この旅行のすぐ後に、事故で日本人旅行者の女の子が二人亡くなったりしてたような気がする。運転荒いのを思い出して、妙に納得しちゃった覚えが…。

そして、イズミール。結構疲れてたのか、なんなのか。イズミールを観光した覚えはちっとも記憶にない上に、写真も一枚もない(苦笑)。確か、翌日もあんまり観光するところもないから、日本からとっておいた飛行機の便を早くしてもらおうと、トルコ航空へ。街を歩く途中で、トラベルエージェントっぽいところを発見。そこでも飛行機の時間変更ができるかも…と中に入ってみた。ビジネスマン風のおじさんが忙しそうに仕事をしていた。夏のイズミールは湿気が多くてとても暑い。おじさんは私たちをソファに座らせると、お水を出してくれた。とてもよい感じの好印象な人だったけど、水道から直接注いでくれた水を、私はどうしても口にすることができなかった。なんかとても申し訳ない気分。それでも、すぐお腹をコワす体質なので、やめておいた。結局、親切なおじさんだったけど、そこでチケットの変更はできず、トルコ航空へ向かった。
トルコ航空は案外混んでいた。かなりの人。とても疲れているように見えたのか、座っていたおばさんが席を詰めてくれた。なんにしても親切な人が多いなぁと感じた。

翌日、朝の飛行機でイスタンブールへ。飛行機に乗る前に、外を歩いて飛行機まで向かう。機内預けの荷物が置いてあり、近くに係員が。自分のはこれだと指差してから、搭乗する。じゃないと、目的地まで荷物を運んでもらえないらしい。…指示することに気づいてよかったよ…(苦笑)。こんな経験は初めてだった(笑)。